婚姻費用や養育費は夫婦の収入に基づいて算定されます。
仕事をしていない主婦の場合は収入0として計算するのでしょうか?
主婦の収入についてどのように考えるか解説していきます。
Table of Contents
収入についての基本的な考え方
婚姻費用や養育費を算定するときの収入は、源泉徴収票や確定申告書で証明できる実際の収入とするのが原則です。
そのため、まずは主婦の収入は0と考えるのが原則となります。
潜在的稼働能力を考慮した収入認定
主婦が仕事をして収入を得ていなくても、特別な事情がなければ仕事をして収入を得ることができる(収入を得る能力がある)ことから、これを考慮して収入を認定するという考え方がとられます。
一般に、パートタイム労働の平均賃金を参考に年収120万円程度が認定されます。
婚姻費用や養育費の計算
主婦であっても120万円程度が認定されることにより、これと夫の収入を踏まえて婚姻費用、養育費の計算を行います。